今回は、このキャリックマクロスというレースについてお話ししたいと思います。
キャリックマクロスは1820年代に英国で作られ始め、
1900年初めには姿を消したと言われています。
現在では伝統工芸や趣味のレース作りという形で残っている状態。。
そのキャリックマクロスが、キャサリン妃のウェディングドレスに使われてから
一躍有名なレースとなりました。
レースの美しさが最大限に生かされた素敵なドレス
ただひとつ、この胸のVカットは、彼女には似合わないような。
胸元がかえって貧相に見えてしまって。。
グレースケリーが着たら、すごく似合いそうだといつも思っています。
と、話が横道にそれてしまったので戻しますね。
キャリックマクロスのレースの作り方について。。ちょっと調べてみました。
機械編みのネットレースを
柄をプリントしたコットン生地でサンドイッチのように挟みます。
柄の縁をステッチして、布の柄の部分だけを残し、
その他の部分を取り除いていくという技法です。
そして、カットワークも一緒に施されていることが多いそうです。
キャサリン妃のレースの場合は、シャンティリーレースという
もともと柄が織り込んであるレースの上にアップリケしていったそうなので
オリジナルとはちょっと違いますがステッチは同じです。
このキャリックマクロスレースは19世紀に作られたアンティーク。
(ロイヤルウェディングにちなんで額装しました♪)
キャリックマクロスレースには、バラやシャムロック(クローバーのようなもの)
などの英国の柄が使われています。
もちろんキャサリン妃のレースにもついているので
それを探して改めてドレスを見てみるのも楽しいですよ~